ピアノの演奏
プロのピアニストはすごい。
すべてを暗譜して最後まで弾くのだからすごい。
ピアノだの、フォルテシモだの、当然に頭に入っていて、
譜面どおりに演奏するのではなくて、
一音一音に意味をこめ、曲が話をするごとく、
打ちひしがれた状態から、希望を持つような展開を、演奏によって表現するのだという。
譜面どおりに弾くのは、練習をする弾き方であって
自分のためだけに弾くようなものだ、という。
仮にも観客が何かを感じてもらえるような弾き方、というのは、
譜面通り以上に弾くことなのだという、
もちろんえら~い作曲家が作曲したから曲があるのだけれど、
作曲家自身が意図した以上の弾き方もあるのかもしれない。
辻井伸行さんのピアノも今度じっくり聴いてみたいと思う。
彼が表現してくれる曲の世界を味わってみようと思う。
間違えることはないのかしらねぇ。
間違えることはないのですか?などと、たずねてはいけない質問かもしれないですね。
たとえ間違えても、観客に間違えたようには悟られないような、
そんな間違え方をするのだとか。
プロですから。
ピアニストのプロもすごいけど、
演劇人のみなさんもすごい。
2、3時間もの劇の台詞をそらんじるのだからすごい。
プロだからねぇ。
昭和4年生まれの奈良岡朋子さん、毎年毎年新しい劇をマスターするのだから、やっぱりすごい、
ピアノ1曲の演奏も
歌一曲の歌詞を覚えるのも、本当に大変なことです。
この秋、ロシア人ピアニストのパーヴェルネルセシアン氏の上野の文化会館のコンサートに行ってこようと思う。
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